金鱗のこだわり・ものづくり
手造り家具の金鱗では「金鱗七箇条」をもとに、真摯にものづくりと向き合っています。
永く、大切にご愛用いただける家具づくりを目指します。
材料
木の性格を読み、丸太から材を選びます。
私たちの家具づくりは、材を選び出すところから始まります。完成をイメージしながら、製材した木材から、最適な部分を目利きします。
木取り・裁断
適材適所。部材の用途に合わせて大まかな切断。
木材には木目があり、それが趣きにつながります。「天板なのか」「脚なのか」では必要な強度や厚み、美しさが違いますので、用途に合わせて材を切断・加工していきます。
基準出し
精度を担保する、加工の下準備。
材は自然物ですので、反りや、狂いがあります。この工程で「水平・垂直・直角」を削り出し、調整します。木が生きてきた個性を大切に、後の加工精度を担保するべく、正確に基準面をつくります。
機械加工
機械仕事で正確に、効率よく。
木工機械を使いながら、熟練の職人が加工をしていきます。機械加工は精度と効率を良くできることが特徴です。手加工では出来ない部分をまずは機械で整えていきます。
手加工・細工
経験が必要な手加工
ホゾ組みや彫刻など、技術が必要な手加工を施します。カンナ・ノミなど木工道具を使いながら、手加工ならではの味わいを家具に施します。皮付き(耳つき)のテーブルなど、自然なカタチを活かしたデザインも手加工で制作をしていきます。
組み立て
ただはめ込むだけではない組み立て
冬は乾燥で痩せ、夏は湿気で太る。材は自然のものなので、季節や環境に合わせて付き合う必要があります。加工しておいた「ホゾ組み」など、その具合を確かめながら、調整をしながら組み上げていきます。
仕上げ・塗装
肌触りよく仕上げるオイル塗装
材は家具になった後にも呼吸をします。ですので、その呼吸を妨げないように金鱗では「オイル塗装」を基本としています。すべすべ・しっとりとした肌触りが特徴です。一方で、ダイニングやキッチンなどは汚れても安心して使えるようにする必要があるため、「ガラスコーティング」を使用することもあります。
仕込み・まとめ
金具や扉などを取り付けます。
使い心地良く仕上げるために、金具や扉などのパーツを取り付けます。最後まで気を抜かずに、丁寧に仕事をしていきます。最後に工房での作業はここで終わりとなります。
配達・納品
設置までが家具づくり
ご予算や納品エリアによって異なりますが、基本的には、配達・設置を行わせていただいています。設置後の調整や、チェックをお客さまの暮らしに合わせて行なっています。